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最近の新築物件に思うこと・・・。

最近の新築物件に思うこと・・・。

2020/02/23

最近の新築物件に思うこと・・・。

内閣府が17日に2019年10~12月期の国内総生産(GDP)の速報値は前期比1.6%減、年率換算では6.3%減、5四半期ぶりのマイナス成長に転じたと発表がありました。この発表を受けて、「日本沈没!」とか、「日本崩壊秒読みスタート!!」とか不安を煽る文字が目につきます。本当にそうなのでしょうか?8%増税後の時も下がっていましたよ?そもそも、年率換算ですよね?

まず、日本国民なのでGDPの計算式を知っておきましょう。

GDP=生産=民間消費+民間投資+政府支出+(輸出+輸入)

一番の要因は、消費税の増税→個人の消費減(民間消費)住宅などの大きな物の買い控え(民間投資)企業の設備投資減(民間投資)→GDPのマイナス

今回の発表がこうなる事や、消費が減退することは、わかりきっていたことです。しかし、このわかっていたことに対して、日本の企業が手を打っていないはずがありません。その証拠に消費が減ったからと言って、企業の在庫率が増えていないのです。在庫を抱えるといった下手を打たない限り、企業はそう簡単につぶれません。商品を作りすぎない、抱え込まないことを先読みして調整しています。また、モノ不足にならない限り、インフレになりようもありません。

我々があれこれ心配するよりも、各企業のスーパービジネスマンは考えていますよ!

日本企業、なめてもらっては困ります!

とは言っても、日本はよくないニュースが目白押しなので「本当にやばいのかな・・・。」と危機感を持ってしまいます。特に心配なのは、中国のウイルスがどれほどの影響が出てくるのかです・・・。

変に気落ちせず、目先の今やれることをコツコツやるしかないですね!

本題

最近の新築物件に思うこと・・・。

ここ数年で、土地の取引価格がみるみる上昇しました。私の住む府中町もすごい価格で売り出されています。これだけ市場の環境が変化したので、上昇するのは当たり前とも思いますが、それにしても「う~ん、高い・・。」と感じてしまいます。

土地の価格もですが、建築費もここ数年上昇しています。今年開催されるオリンピックや災害地の復興など、今やらないといけない事が山積みになっています。どうしても、人件費、材料費が上がってしまうのも否めません。

だからと言って、大半の購入する側の収入は同じように上がっていません。では、どうすれば新築戸建てが売れるのか・・・。単純にコストを安くするしかありません。土地の価格が高いのなら、半分にして分譲する。土地が狭いのなら、3階建てにして㎡数を稼ぐ。少しでも設備のグレードを上げて快適感を出す。そうやって工夫して、購入できる価格帯で商品化するしかありません。なので新築建売は、どうしても同じような雰囲気の家になってしまいます。

もっと、中古住宅に目を向けた方がいい気がします。築20年たっていても、お金をかけて建てている注文住宅などは本当にきれいですし、年数が古くても高級感があります。古くてもリフォームするだけで、見違えるほどすてきな家に変化します。新築が好きなのは日本くらいで、アメリカなどでは中古を買ってリフォームが主流です。

もちろん耐震性など、必要な項目はクリアしている(リフォームで対策出来る範囲)物件が条件ですが、無理に新築を買わなくてもいいのではないでしょうか。元々、木造住宅は手入れをちゃんと行えば何十年持つ建物なので、必ず掘り出し物があると思います。

マンションも同じです。近年で、建設費がかなり上昇しました。なので、戸数を入れ込まないと採算が取れないので、どうしても狭くなってしまいます。

収益物件も同じで、収支・利回りを良く見せるために、とにかく戸数を入れます。ロフトをつけたり、ベットスペースとか言って、いびつな部屋になってたり、狭さを感じないように色々工夫をしています。上京してきた女の子の部屋を一緒に探す番組がありますが、新築物件で部屋は物を置いたら生活スペースが無く、実質はロフトでの生活になりそうな物件とか、「住めんな・・・。」と思ってしまう物件が最近多いです。それでデザイナーズマンション・アパートとか言って家賃設定が高い・・・。こんな物件を買ったら絶対大変なことになります

収益物件も、10~20年前の家賃が安定している中古物件の方がしっかりしているかもしれません。入居する借主さんも、「新築がいい」といった従来の意識も変わってくると思います。

新築至高主義は、貸し手も借り手も変わってきます。単純に「自分だったらどうします?」が基本だと思います。自分だったら買わない、借りない、そんな物件は所有・供給しないようにしましょう。

また、立派な家を持っているにも関わらず、空家のまま所有している方は、早く市場に出してあげましょう。狭い日本なのですから抱え込まずに、限られた土地・建物は大切にしましょう!

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