100万円相当の住宅ポイント制度!?続く不動産バブル。
2020/11/22
何でもかんでもバブル感がすごいですね。
日経平均も米国株も不動産も、とにかく投資方面の商品はなんでも爆上げです。
私自身も不動産投資の他に、株・投資信託・債券等など色々やっています。しかし、「上がるよ」「いいよ」と言われても、ビットコインはどうもやってないんです。
11月月初、1ビットコイン150万円辺りだったのが、あっというまに21日13:43現在約192万円。
ネットなんか見ていると、1ビットコイン3000万になるとか、1億だとか言っている投資家がいますがどうなんでしょうか?
う~む・・・難しいw
来年早々、住宅ポイントが復活か!?
昨年10月からの消費税増税に加えて、今年に入ってからのコロナ禍のダブルパンチで消費意欲の大幅な減少。今も感染者拡大で、どうなるのか今後の見通しが立たない状態です。
不動産業界も例外なく、不安定な状況になってくるのは間違いありません。
そこで、
(1)住宅ローン減税制度の控除期間10年から13年への拡充策の延長
(2)1戸あたり最大200万円相当の新たな住宅ポイント制度の創設
(3)住宅取得資金贈与の特例枠の拡充
業界ではそれを防ぐために、上記を3本柱として住宅取得支援策を訴えていましたが、9月末の予算概算要求、税制改正要望のとりまとめにおいては、どれも認められませんでした。
しかし業界団体の話によると、
「200万ポイントは難しそうだが、100万ポイントはいけそう!」みたいな感触があるようです。
実施され、1戸あたり100万ポイントのバックがあれば、住宅の購入を考えている方にとっては非常に大きい朗報です。
今までも50、60万などありましたが、100万ポイントはすごいですね。
不動産価格に動きが出てくる
それに伴い、不動産バブルが加速する可能性があります。
実施されれば、住宅を買うと100万ポイントお得になるのですから、これから数年以内に買おうと予定していたのなら、当然ポイントが貰える時に購入します。こぞって購入者は増えるでしょう。
ただ、この様な施策は新築が中心となり、中古物件はある一定の条件を満たさないと使えない場合があります。
そうなると、新築を建てるための土地の価格が上昇し、逆に中古住宅の需要が減り、空家が増えてくる可能性が出てきます。
お得感に惑わされないように注意しましょう。
確かに住宅の購入にあたり、新築を建てると100万ポイントが貰えるのはでかいです。しかしその100万ポイントが、ご自身が住宅を購入する目的に対し、本当に意味あるのか十分に検討する必要があると思います。
近年、広島市、府中町は、土地の価格・建築費・人件費は上昇し続けています。しかし、購入する側の給料やボーナスが上がっているわけではありません。購入する側の価格帯は変わっていないという事です。
その差の帳尻を合わせるために、どこかでコストを合わせなければなりません。
新築も中古も多くの物件を見ますが、同じ価格帯で比べると、中古物件の方が質の高いものが多いような気がします。
日本人は新しいモノ、きれいなモノが大好きですが、自分が買うべき物件は、新築が本当に良いのかどうかを考えたほうがいいです。新築も数年住めばすぐに中古です。家は正しくメンテナンスを行えば、100年だって十分にきれいに住めるものです。
受給バランスで考えると
<新築住宅の動向>
住宅ポイントを得るために新築需要増
↓
住宅用地の上昇、人件費、材料費の上昇
↓
住宅取得価格を下げるために質の低下
<中古住宅>
新築人気で空家の増加
↓
中古住宅需要減で価格の低下
↓
安くて良質な物件をゲット
こんな感じにならないかな~と思っています。
100万ポイント貰えるのならば、是非とも貰わないといけません。しかし、目的を間違えると、長年後悔することになってしまいます。
住宅購入は投資・資産運用です。投資の大前提は、価値あるものを買うことです。
スーパーに行って、ポイントにつられて、必要のないものを買ってしまった事はありませんか?
モノが高額であればあるほど、間違った時のダメージが大きいので、本質を見誤らないようにしましょう。
何にせよ、
・住宅ポイント
・残価設定ローン(ブログ:不動産価格、上昇の可能性あり!)
これらが正式に動き出すと、不動産市場も大きく動くのは間違いありません。
不動産を売るにしても、買うにしても、早めの準備をしておきましょう。
あっという間に状況が変わってしまうかもしれません。