株式会社AXCIS

現実的に賃貸事業って儲かるの?

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現実的に広島市の賃貸事業って儲かるの?

現実的に広島市の賃貸事業って儲かるの?

2020/12/14

こんにちは。
株式会社AXCISの䑓原です。

今年も残り半月、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
このコロナの状況を考えると、あまり浮かれた気分にはなれませんね。
でも、常識やルール、他人への心遣いを持って、しっかり楽しめばいいと私は思います。
暗くなってジメジメするよりも、ご飯をガンガン食べて、しっかり寝て、楽しみを増やせばウイルスも逃げていくはず!
年末に向けて頑張ります!!

 

 

賃貸事業の仕組み


賃貸事業は非常にシンプルな事業です。
入居者様から頂く家賃が売上げになります。
他、共益費、入居時の礼金、退去時の入居者様から頂くルームクリーニング代、入居者様の故意過失時の修理費なども売上げの一部です。

 

例えば、
1棟12戸アパートの一部屋平均55,000円の家賃とすると、
55,000円 ✕ 12戸 =660,000円


駐車場が12台で6,000円、
6,000円 ✕ 12台=72,000円(消費税7,200円)


共益費3,000円、
3,000円 ✕ 12戸=36,000円

 

合計 768,000円(駐車場の消費税7,200円)

 

満室であれば、毎月768,000円が安定して売上が入ってきます。


年収にすると9,216,000円です。
大きいですね!エリートサラリーマン並みの年収です。
でも、お気付きのように、支払いが何もなければの話です。
ここから色々な運営費を引いていかなければなりません。

 


かかる運営費・税金
 

・管理費(年506,880円)
一般的に不動産屋さんに管理を頼むと、5%の管理費がほとんどだと思います。この5%が惜しいがために自分で管理をしようとする大家さんがいますが、実際はやめておいた方がいいです。すごく大変です。
一括借上げだと、10%~15%の管理費がほとんどです。各会社、一括借上げの内容は、全く違うので注意が必要です。
ここは一般的に考え、5%として、
768,000円 ✕ 5%=38,400円(消費税3,840円)

 

・水道代、電気代(年180,000円)
共用部分の電気代と水道代がかかります。
おおよそ1か月10,000円~15,000円ぐらいはかかると思います。

 

・退去時に必要な原状回復費(年450,000円)
入居者様が退去するたびに、部屋をきれいにしなければいけません。
預かっていた敷金を充当したり、退去時のクリーニング費を頂く場合もありますので、すべてが大家の全額負担になるわけではありません。目安としての話なので、全額負担で考えます。
12戸のアパートだと、年間平均2~3部屋の入替りを目安にします。
入居年数にもよりますが、40~50㎡の部屋だと10万~15万円くらいかかります。
150,000円 ✕ 3部屋=450,000円

 

・空室がでる(412,500円)
年に3部屋退去があったとして、入居まで平均2.5ヶ月はかかります。
1部屋55,000円 ✕ 3戸 ✕ 2,5ヶ月=412,500円
が入ってこないかもしれません。

 

・他設備修繕費・広告費等(?円)
エアコン、換気扇、水回り、電球、フェンスが壊れた等など、色々なモノが壊れます。火災保険で治せればいいのですが、これらは自費で修理、交換が必要です。
これは、壊れるタイミングは様々なので(?)とします。
「こういったところにもお金ってかかるんだな~。」と認識下さい。

 

・固定資産税(700,000円)
12戸だと建物・土地で約700,000円くらいだと想定します。

 

・所得税等(それぞれ)
申告した利益に所得税がかかります。
これは、大家さんの年収、事業申告しているか、減価償却など、人によってそれぞれなので(それぞれ)とします。

 

年間合計 2,249,380円 + ? + それぞれ
これが年間に必要になる運営費です。

 

 

金利に注意
 

銀行から融資を受けてアパートを建築したのであれば、住宅ローンと同じで毎月返済しなければなりません。
ただ、住宅ローンとは違いますので、住宅ローンのように低金利では貸してくれません。金利の交渉がある程度必要になります。
1棟12戸のアパートの総事業費が12,500万円とします。


35年返済・金利1.5%・12,000万円借入(500万円自己資金)
返済額:月367,421円/年4,409,052円

 

これが金利2・5%だと、
返済額:月428,994円/年5,147,928円


賃貸事業を行うにあたり、どれほど金利が重要かがわかります。

 


築15年経過で設備、木造アパート築22年経過で税金注意
 

アパートは減価償却が出来るので経費として落とせます。手元に残るお金に比べて税務申告の金額が少なくなります。最初の数年はマイナス計上できる場合もあります。
「建てたら所得税対策にもなりますよ。」は、ここからきています。
ただ、築15年で設備の償却が消え、木造アパートだと、築22年で償却が消え税金がすごく増えます。このタイミングを注意して考えておかないと、税金払ってもマイナスになることがあります。「デットクロス」というやつです。

 

例に挙げている物件で減価償却を計算すると、(注)あくまで目安です。物件によって違います。
15年まで 約425万円(申告する損益約160万円)
16~22年 約280万円(申告する損益約360万円)
23年~     0円(申告する損益約650万円)

 

年収が600万円で築23年以降で考えると、アパートの収益から約195万円ほど税金がかかります。
結構怖い数字ですね。

 


実際の手残りはいくらなのか
 

さて、上記を計算してみましょう。

 

年間手残り
約2,550,000円 -(?)-(それぞれ)-(税金)

 

これをご覧になられて、どのように思われました?
この物件は、そこそこ優秀な物件だと思います。
「少ない!」と思うか「多い!」と思うか人それぞれでしょうが、決してものすごく儲かる都合の良い事業ではありません。

 


事業として成り立っているか見極め
 

他にも様々なリスクがあります。


・事故物件になど物件の市場価値の定価
・天災等による事故
・社会情勢の変化による家賃の低下
・入居者様の問題
・事業計画の見落とし

 

リスクを挙げると、きりがありません。

ただ言えるのは、賃貸事業はある程度リスクを回避することができ、他の事業に比べてリスクの発生確率が低いと言えます。
いま、行おうとしている事業がどうなのか?
しっかりと見極めることが大切です。

 


まとめ
 

賃貸事業の良い所は、
 

・レバレッジの効く投資
上記の手残り金額をみて「12,000万円の投資で250万円の利益ってどうなん!?」と思うのか、「手出し資金が500万円で年間250万円も残るのか!?」と思うのかだと思います。
よくよく考えればわかります。
「インデックスファンドにガンガン投資したいから12,000万円貸して!」
「国債を買いたいから12,000万円貸して!」
何処の銀行も貸してくれません。

 

・不動産の価値はいつの時代もしっかりしている
長い歴史を見ても、不動産の価値がなくなることは未だありません。
いつの時代も富裕層は不動産に投資し、更なる富を築いています。
人口が少なくなろうが、経済が低迷しようが、大きく値を崩すことはありません。
ただ、二極化は起こります。
買ってよいかの見極めが必要です。

 

・リスクに対策が打てる
スタートする前に、回避も出来ますし、対策も打てます。
打たなければ失敗します。

 

賃貸事業の悪い点は、
 

・物件が高価、融資が得られない
事業なので実績が無ければ、お金が借りれません。

 

・物件が無い
良い物件が簡単には出てきません。出てもすぐに買手が決まります。

 

・難しい
何が良くて悪いのかが、どうしても素人の方には難しいです。変な物件を掴んでしまったら大変です。


初めから、大きな不動産を買う必要はありません。まずは戸建などの数百万円の物件を買って、経験と知識を積み重ねればいいと思います。
この事業は他人任せにせず、自分で責任を持って行えば、必ずうまくいく事業だと私は思います。

 

例では、1棟12戸のアパート収益が250万円でした。おなじような物件がもう3棟買えたら、何もしなくても1,000万円の安定収入が得られます。本業も頑張れば、かなりの余裕資金ができ、また新たに投資に回せます。


正にプラスのスパイラル!

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