経済不安に飛び交う、危険な不動産投資・賃貸事業。
2021/06/01
こんにちは!
最近「SKYキャッスル(ドラマ)」にはまっている、AXCISの臺原です。
かぼちゃの馬車+スルガ銀行の不正融資問題で弁護団が結成されたようですね。
「スルガ銀行が融資しなければこんな問題にならなかったのに。」が言い分みたいです。
でも、自分で購入を決めて、銀行に持ち込んでいて、損したからと言ってそれは無いと思います。
販売会社に問題があったと思いますが、やる決断をしたのはご自身です。
問題になる前から、物件価格、家賃、保証額、どれをとっても危険を感じるもので、何時かこうなる予感はありました。
しかし、絵に描いた餅なんですが収益はすごくいいんです。
簡単に儲かる事業なんかありません。いい話には必ず何かあるものです。
経済不安、飛び回る儲け話
今後の経済への不安が高まる中、巷では様々な「お金儲け」の話が飛び回っています。
「株で老後の資産形成」
「FXで一攫千金」
「ビットコインで億り人」
「投資をしてセミリタイアで経済的自由を勝ち取る!」
「儲かるネットビジネス」
セミナーや書籍など沢山ありますよね。
実現した人もいるのでしょうが成功したのは数%のみで、残りの90%以上の人は実現していない事実に目を背けてはいけません。
簡単に出来るのならみんな大金持ちです。そしてそのような情報があるになら、数千~数万円で手に入る訳がないです。
簡単なお金儲けは絶対に世の中に存在しません。
では、不動産投資はどうなのかを考えてみましょう。
不動産投資はどうなのか?
昨今、不動産投資がサラリーマンの間でも流行しました。
「将来の年金の代わりに・・・。」
「将来の資産形成ができる・・・。」
「いい副業になりますよ・・・。」
「節税効果がありますよ・・・。」
など、薦められるがままに不動産投資を始めましたが、結果としてほとんどの人が失敗しています。
不動産投資は自分で将来のリスクをある程度計算できるし、収益もある程度は読めるものです。
営業マンが言うことを鵜呑みにして、進められた物件がどういう物件なのかろくに調べもせず、不動産投資の勉強をしなかった当然の結果だと言えます。
以前も述べましたが、今からの不動産投資は特に危険だと思って下さい。
理由は10年前と比べてみても、
・土地が高い
・建築費が高い
・中古市場に人気が集まり価格が高い。
・今後予想される地域によっての格差。
今、不動産投資の状況が良い訳がないのです。
他の投資と同様、簡単に儲かるものではありません。
では、不動産投資はやらない方がいい?
やったほうがいいです。
文章の流れからだと矛盾しているかもしれませんが、いい物件があったらならやるべきだと思います。
ただ残念なことに、一般の購入希望者に、いい物件が回ってくることは先ずありません。
「参加者に極秘お得物件を紹介します!」をうたい文句にしたセミナーなどたまに見かけますが、そこで紹介される物件は、本当にお得な物件でなのでしょうか?
他の投資もそうですが、「自分だったら」で考えたらわかると思います。
・初めて会った人に有益な情報を渡しますか?
・本当にお得な物件だったら、自分の近い人に紹介しませんか?
・売主の立場で優良な物件を所有しているとして、お得な安い価格で売却しますか?
・そもそも人に薦めず、自分でやりませんか?
セミナーに限らず、不動産屋が紹介する物件も同じで、優良な情報を見知らぬ誰かに教えたりはしないと思います。
要するに、誰かの言うことを当てにしてもダメという事です。
不動産投資を行うためには、自分でいい物件を見つける力を身に付けなければなりません。
ネットに出ている物件は売れ残り?
掘出し物件は、表に出ることなく取引されます。
わざわざ表に出して買手を探さなくても、自分で買うなり、知人に紹介するなり、直ぐに買手が付くからです。
そうして身近なところで買手が見つからない場合、ネットに載せて多くの人に見てもらい買手を探します。
やっぱりネットに乗っている物件は売れ残りなのかと思われるかもしれませんが、そうではありません。
「お得=安い」です。
売主さんの立場だと、少しでも高く売りたいですよね?
ひと昔前ならいざ知らず、現代では自分の物件が幾らで売れそうかいくらでも調べることが出来ます。
売主さんは、今までその物件を所有していた不動産投資家です。わざわざ誰かを儲けさせるために安く売る必要はなく、良い物件であればあるほど強気な販売戦略を行います。
ネットに掲載されている物件は売残りではなく、市場価格に乗っ取った販売物件という事です。
私自身、ネットに掲載されていた物件を購入したことがあり、今でも優良物件として働いてくれています。
どうやって探せばいいのか?
指をくわえて待っていても、いい物件が回ってくることはありません。
それならば自分で見つけるしかないのです。
例えば表面利回り6%の物件があったとします。
「利回りが低い、論外!」と思う人も多いかと思います。
でも、内容によってはいい場合もあります。
・地域(広島市中心部か府中町か郊外なのか)
・築年数(築10年なのか25年なのか)
・建物構造(木造なのか鉄筋コンクリートなのか)
・家賃設定(近隣と比べてどうなのか)
・自治体(将来的に発展するか衰退するか)
ただ単に高い、安いではなく、物件の本質を判断する必要があります。
自分が行いたい不動産投資・事業に、物件と値段のつり合いが取れているのかどうかを見極めなければいけません。
今どの様な物件が市場に出ているのか、毎日探し続けてみる目を養うことが大切です。
まとめ
私も常に不動産を探していますが、気になる物件は100件に1件有るか無いかです。その気になる物件が10件あっても買いたいと思えるのは1件くらいです。そして、実際に買えるのが5件に1件です。
欲しいと思える物件は簡単には見つかりませんが、探し続けていればいつか必ず見つかります。
あきらめず、妥協せず、選定の「軸」をしっかり持って取り組まなければなりません。
そうして手に入れた物件は、確かな収益を生み出し人生をより豊かにしてくれる「金のなる木」となります。
不動産投資・賃貸事業を始めようを思われている方は、誰かに判断を委ねることなく、頭が痛くなるまで考え抜いて自分で決断して行うようにしましょう。
また、一人で勉強するのも限界があり、経験豊かな専門家に相談することも重要です。
弊社でも「不動産投資を始めたい。」「ハウスメーカーからアパート建築を進められているのだが、いいのか悪いのかわからない。」などのご相談も承っていますので、何なりとお問い合わせください。
豊かな賃貸事業、不動産投資を目指しましょう!