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不動産放置、百害あって一利なし!

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不動産放置、広島市では百害あって一利なし!

不動産放置、広島市では百害あって一利なし!

2021/10/05

不動産放置、百害あって一利なし!

こんにちは!
広島市・府中町で活動しています、AXCISの䑓原です。

 

今週の質問
「実家を相続したのだが、将来娘の家を建てるかもしれんし、持っていても管理が面倒だし、だからって売るのもな~。どうしたらいい!?」
とても悩まれているようです。

 

では、一緒に考えてみましょう。

 

 


不動産は「使う・貸す・売る」のいずれかです

空家の放置は問題にもなっています。
先ずはなぜ空家にしているのか考えたいと思います。

 

主な理由は
・固定資産税が安いから
土地を住宅用地として使用していれば、特例により軽減措置を受けられます。
解体すれば、住宅用地としての使用ではなくなるため、固定費が3倍から6倍に上がってしまいます。

 

・少子高齢化や核家族化が進んでいるから
昔は、長男が実家を継ぐという考え方が当たり前でしたが、現在は実家を離れて核家族化してしまう人が増えています。

 

・住んでいないから他人事
空き家のまま放置していても、普段の生活に大きく影響がないため、手放す必要性を感じない方も少なくありません。

 

この度の相談者さんも「将来娘が住むかもしれん」と言っています。でも、住まない可能性が高いと思います。
これから数年後、広島にいないかもしれませんし、ご結婚するなら旦那さんの仕事も大きく影響してきます。世の中がすごいスピードで変化する中、数年後のライフスタイルも大きく変わってくることは間違いありません。
不確かなことで、無駄に費用をかけて維持する必要はないと思います。
今、使わない・貸さないのであれば、売った方が良いが結論です。
娘さんのことを考える親心もすごくわかります。
でも、現金化して別の形で援助する方が喜ぶのではないでしょうか。

 

とにかく、不動産を放置していて良いことは何もありません。
放置するリスクが残るだけです。

 

 

 

空家を放置するリスク


空き家を放置したままにしていると多くのリスクがあります。
それらを3つに分けて説明します。

 

1・物理的リスク
<放火>
鎮火が遅れやすいため、大火災に発展してしまう可能性があります。
空家には可燃物などのゴミが放置されていたり、誰も住んでいないし、通行人の目に触れにくいです。
そのため、放火犯にとても狙われやすく危険な状態だということを知っておきましょう。

 

<倒壊>
旧耐震基準で建てられている古い物件であれば、倒壊のリスクを考えておかなければいけません。
新耐震基準でも、構造的な重要な柱や基礎が劣化することで、本来の耐震強度が保てないこともあります。
また、老朽化が原因で人やものを傷つけてしまえば、損害賠償を支払う義務は所有者になります。
このような場合、保険ではカバーできないため、目を離す場合は積極的に補強を行なっておく必要があるでしょう。

 

2・経済的リスク
<維持費>
建物の所有するためには維持費がかかります。
庭の草がボーボーになれば、ご近所に迷惑をかけます。長期間人の出入りがなく、窓を閉めっぱなしにしていると、不思議なものですぐに建物はボロくなります。
定期的に掃除や管理をするのはとても大変ですし、遠方だと交通費も時間もばかになりません。
だからといって、管理の代行を頼めば当然お金はかかります。
また、固定資産税を払い続けなければいけません。
なんの役にも立っていないのに、定期的にお金が流れ出ていきます。

 

3・社会的リスク
<よからぬ侵入者>
犯罪者や野生生物の住処になる可能性があります。
例えば、スズメバチやムカデなどの有害生物が住みつけば、近隣住民にまで迷惑をかけます。野良猫や変な生き物も住みつき、ウンコだらけになります。
また「空いとるから住んじゃえ!」と犯罪者の隠れ家やたまり場になってしまうこともあるかもしれません。

 

<不法投棄>
誰かがごみを捨てれば、それに便乗する人が現れてどんどんゴミだらけになっていきます。
投棄された場所の所有者が撤退責任を負うことになるため、他人の不用品処分代まで支払わなければなりません。

 

このような問題が起こった場合には、行政代行執行で強制的に取り壊されることもあります。
取り壊したくなかったのにもかかわらず取り壊されたり、高額な解体費用が請求されたりすることがあるため、早めに対処しましょう。

 

 

 

まとめ

今回は、空き家を放置しておくことのリスクを紹介いたしました。
空家を放置していて何もいいことはありません。
思い出深い土地を手放すのはとてもさみしいですよね。
でも、その大切な不動産が「誰かに迷惑をかけるかもしれない」「無駄にお金がかかっている」「どんどんボロくなっていく」、その方がもっとさみしいと思いませんか?
欲しい人が購入すれば、その地でまた別の幸せな時間が作られていきます。

 

不動産は、使うか、貸すか、売るかのいずれかです。
暗い不動産のままに放置するのではなく、明るい不動産にしてあげましょう。

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