休みの日は家にいるよりも出かけることが多いのですが、この休日は妻に誘われて献血に行って、その後はどこにも行かず家で色々してみました。

たまっていた本を読む・庭に出てプチバーベキューだらだらする・バトミントンや縄跳びをして運動する・これはこれでとてもに楽しいです。どこにも行かずに家で一日中楽しむのもたまにはいいなーと思いました。

最後に、にひが臭いので洗いました。洗ったら毛がぺったんこになるのですごく貧相になります。「これはにひか？」全く別の犬に見えます。

何処にもいかなかったけど、非常に充実した一日でした。

 

本題、

「こんな時代だからこそ、確実に儲かります！」

日本や海外の株価の暴落、コロナウイルスによる経済問題、オリンピックの延長に伴う経済への大ダメージetc。もう、ネガティブ材料がてんこ盛りです。(涙)

「しかし！ピンチはチャンス、こんな時だからこそ儲かる方法があります！！」

・・・・、ありえません・・・。

世の中不景気になると、こんなおかしな話が蔓延してきます。つい、藁にも縋りたくなる気持ちもすごくわかりますが、絶対にろくでもない話なので本気で聞かないようにしましょう。

世の中、絶対に儲かる話は存在しません。あったとしても、見ず知らずの人に教える人はいません。元本保証で高利回りなど、絶対にないです。

こんな時は、怪しげな話が出てきますので、十分に注意しましょう。

 

さて、不動産関連の話をします。

先日、こんな相談を受けました。

某、建築会社の営業マンが「相続税対策のために、県北部の○○町の土地を買ってアパートを建てましょう。」って提案されたらしいのです。

まだ、こんなことを提案しているのですね・・・・。もう、この手法はやめておいた方がいいです・・・。

たしかにアパートを建てて、借り入れを増やせば相続税対策にはなります。しかし、下手なものを買ってしまうと、35年間それ以上のリスクと精神的負担を負わなければなりません。一体、何のためにアパートを建てたのか全く意味がなくなってしまいます。

全部がダメとはいいません。いい物件や提案だって、もちろんあると思います。しかし、現実的にいい事業になり得ないと思います。

理由は、土地が高くなった・建築費も高い・消費税も１０％、手がけるコストが年々悪くなる一方で、数年前に比べるとスタートが全然違ってきます。

この土地を買って新築アパートは、2008年のリーマンショック後数年、土地と建築費と金利が安かったから成立していた方法です。元々、ハウスメーカーの建築費自体が割高で、土地を持っていても利回りがそんなに良くないのに、土地を買ってとなると合うはずがありません。

そうなると、家賃収入を上げるために、無理な戸数を入れたり、根拠のない新築家賃をつけたりして、収支がよく見えるように計画します。また、土地の価格が安い郊外をとりあげ、無茶な事業になっていきます。一括借上げだから大丈夫って言いますが、このご時世大丈夫な訳ないじゃないですか。「家賃が下がった～」「空き家が埋まらない～」10年後にどうなるか想像がつきます。（涙）

企業や営業マンはモラルをもって仕事をしないといけないとは思います。しかし、調べればわかる事です。「まあ、大丈夫だろう。」そう思うときは大抵ろくなことにはなりません。事業や投資は自己責任なので人任せにしては絶対にダメです。

わざわざ郊外に土地を買ってやるくらいなら、一括借上げが無くても、市内で中古を買った方がよっぽどいいです。

とにかく、一括借上げありきの事業はやめましょう。他人任せの事業に過ぎません。テレビで言っていた通りになってしまいます。一括借上げがダメと言っているのではなく、あくまで事業を行うにあたってのツールの一つです。あれば武器にはなるが、なくても別に困らない事業にしないとダメです。

これだけ簡単に情報が得られる時代なのですから、しっかりと自分で調べることが大切です。

ただ、こんな時でも本当によいものもあります。無駄な情報に惑わされて、何でも一緒くたにせず、チャンスを見誤らないようにしましょう！