コロナ禍深刻、広島市住宅ローン相談増加中。
2020/12/18
毎日毎日、コロナの感染者人数がすごい数字ですね。
この広島も、十分に気を付けなければなりません。
年末に、今年一年の挽回を図ろうと気合を入れていた業種も多くあったかと思いますが、本当に残念でなりません。
こんな時だからこそ、いつもお世話になっているお店には、行く時間、人数を考えて、テイクアウト等をしっかり利用しようして、少しでも貢献したいと思います。
年末年始のお休みは、家にいる時間が増えると思うので、何か良いゲームは無いか探してみます。
住宅ローンについて、相談者が増加しています。
この新型コロナの影響で、住宅ローンが返済できなくなってきている相談が増えています。
在宅業務が増えて月々の固定給が減少し、期待していた年末のボーナスも大幅カットか支給なし。
業界によっては、2020年の最後の勝負月に、全く勝負ができない最悪の本年締月になりそうな状況です。
当てにしていた収入事態が減るので、返済が厳しくなるのは当然の流れです。
5/24(不況の始まり。住宅ローンが払えないかも・・・。)
返済に困ったとき、絶対にしてはいけない事
・借金を返すための借金
過去のブログでもお伝えしましたが、他で借り入れをしては絶対にダメです。100%どうにもならなくなります。現状よりもっと最悪な状態に追い込まれます。
親戚・知人に借りても信用を失うだけなので借りてはダメです。
消費者金融なんてもってのほか、自ら地獄の窯を空けるようなものです。
7/26(住宅売却、景気悪化で最悪のケース。)
・ほったらかす
10/11(住宅ローンが厳しい、先延ばしは絶対にダメ。)
ほったらかしにしておいて、良くなることは絶対にありません。まさに「臭いものにふたをする」です。ものすごい速さで、どんどん腐っていきます。グチョグチョになりますw
自分だけならまだしも、周りにも影響していきます。
対策は早ければ早いほど、傷が少なくて済みます。
何事も、早期発見早期治療です。
・どうにかして耐えようとする
耐えきることが出来ればいいですが、耐えるべき期限がわからないので、まず耐えきれません。
耐え続けるためには体力が要ります。耐えきれなくなった時には体力0です。そこからの挽回は非常に難しくなってきます。
ここでの「体力」とは「資金力」です。
目先、耐える期間がはっきりとわかっていればいいですが、この度のコロナ禍の問題は予測が出来ません。
ワクチンが出来れば・・・。
効果があるのか?新型が出るのでは?副作用は?私たちは何時うてるの?
まだまだ分からない事だらけです。
簡単に解決するような問題ではなく、これからもしばらくは付き合わないといけない問題かもしれません。
どうすればいいのか?
・借りている銀行に相談する。
月の返済額が少なくなるように、返済期間、金利の引き下げを交渉して見ましょう。場合によっては銀行を変えてもいいと思います。ただ、借替えるのも諸費用が掛かりますので、トータルで考えて決めましょう。
・専門家に相談する
弁護士、税理士、FPなど、お金の相談が出来る専門家に相談することをお勧めします。わからない者同士が相談し合っても、良い答えは出ません。よくわからないのに一人で悩むのもムダな時間です。
詳しい人の助言を求めましょう。
・負債事態をどうにかするしかない
いくら金利を下げてもらっても、返済期間を延ばしても、いいアドバイスが貰えたとしても、根本的解決にはなりません。「とりあえずの時間稼ぎ」にしかなっていないのです。
住宅ローンという負債に困っているのであれば、根本的解決方法は2つしかありません。
1つ目:収入を増やす・負債を減らす事
そもそも減らせるくらいなら困っていませんよね。
収入を増やすことは、努力次第で出来ると思います。今の収入源とは別に、副業等他の収入減を作る事を考えたほうがいいと思います。しかし、時間給のアルバイトなどはおススメしません。自分の体がもたなくなってしまいます。長い戦いになるのですから、無茶はしないようにしましょう。
一発逆転の投資などは論外です。いい話はほとんどが詐欺に近いモノばかりです。
2つ目:負債を無くす
住宅の売却をお勧めします。
余裕がある内に売却をすれば、高く売れます。
心底困ってからの売却は、安くなります。
買手は安く買いたいのですから、売主の足元を見るのは当然です。
住宅は負債です。
自分の身が危険なのに、負債を必死に守ってもいいことは一つもありません。
出来るだけ高く売却して、体力をしっかり整えて次に、移れば良いのではないでしょうか。自分が元気なら何度でも勝負出来ます。
住宅を「負債」ではなく「資産」にするためには
資産=お金を生んでくれるもの
負債=お金が出ていくもの
お金を生んでくれる住宅は資産になりえます。
賃貸住宅兼であれば、入ってくる家賃収入がローンの返済よりも上回れば資産です。
でも、現実的には賃貸併用住宅は難しいです。
また、3000万円で買ったものが3500万円で売れるなら、500万円の利益を生み出してくれるので立派な資産です。
これも、住宅は年数を追うごとに価値が下がるので、そんな都合の良い物件は滅多にありません。
上記の事を考えると、住宅を資産としての購入は難しいです。
売却しても残債以上の値段で売れる物件を買うこと
購入した家は、築10年だといくらで売れて売るのか?
築20年、築30年ではいくらなのか?年数ごとに市場の価格を調べておくことが重要です。
アットホームやSUUMOで調べれば、相場は簡単にわかります。
その時の、住宅ローンの残債はいくらなのか?
将来の売却価格 > その時の残債
上記であれば、イザとなれば売却してもマイナスにはならず、手元にお金が残ります。良いものを安く買うことはとても重要です。
まとめ
住宅ローンに困っているのなら、体力のある内に売却したほうが良い。
高く売れるし、挽回も早いと思います。
今厳しい状況であれば、今後もしばらくは厳しい状況が続きます。それほど住宅を買う、ローンを組むという事は大変なことです。
今から購入を考えている人も、全くの負債にならないように、価値あるものを安く買う事を意識して、購入を検討することをお勧めします。
マイホームに夢を持つのはとてもよくわかります。
しかし所詮は物(負債)です。無理して買ったり、保有するものではありません。
不動産が皆様の幸せに繋がることを、心よりお祈りいたします。