コロナの影響!?気になる株価暴落。
2020/08/02
あっという間に8月、2週間もすればお盆ですね。子供たちの夏休みが短縮されているせいか、梅雨が明けるのが遅かったせいか、8月っていう実感がわきません。
コロナも毎日患者数が記録更新されている状況です。
一時減ったのは皆が自粛して、人との接触が意識的に控えられた成果です。根本的には何も解決していないので、人との接触が増えてくればやっぱり感染者は増えます。でも前みたいな自粛を、この先ずーとするわけにもいきません。他の意味で大変な人が増えてしまいます。
治療薬が出来るとか、根本的な解決策が出来ない限りは、うまく付き合っていくしかないのでしょう。そして、感染者数の割合、年齢による症状などをよく考えて、必要以上に恐れてはいけないと考えています。だからと言って、無神経になってはいけません。
自分自身が出来る事は、万が一感染しても直ぐわかるように、日ごろから体調をしっかり管理し、よく食べ、よく動き、よく寝る、自分の体を強くすることが大切だと思います。
こういったコロナ禍の状況の中で、気になる株価があります。
大東建託の株価です。
7月31日の終値が8,272円、2012年以来の株価です。
2017年12月に23,550円の最高値を付け、その後14,000円辺りをウロウロした後、今年に入って日経平均の暴落時に10,000円割れまで下がりました。その後、12,000円くらいまで戻ったのですが、昨日、おとといの二日間で約1,800円ほど下落しています。原因は今期の営業利益減が原因だとコメントされています。
以前「なんで大東建託の株はこんなに高いの?」とよく聞かれることがありました。理由は、海外投資家に人気があるからです。なぜかというと、事業形態と財務内容が非常にシンプルで「透明性がある」が、一番の理由だと思います。余計な事業、借り入れがないので営業利益の見通しに注力すれば、判断が容易なところが大きいのではないかと思います。
でも、言い換えると、海外勢に見放されるとトコトン下がってしまう心配もあります。実際今の下げを見ると、投げてきている感じもします。
ここから立ち直れるのか?
この度のコロナ禍は、大東建託の対面営業を主体としている手法にとっては大きな痛手です。
「初訪(飛び込み、歩いて現地調査)!!」が創立から現代までの40数年間、一貫しての最上策として行われています。数字が下がるなど、何かあれば初訪です。実際この方法で、ここまでの大企業に成長したのですから、間違いなく最上策です。
多くの地主は相続、活用、地主であるためのデメリットを気付かないままに放置している方がとても多いのが実態でした。
訪問して信頼関係を築き、今ある問題点に気付いてもらえるようにコンサルし、解決案としての提案を行っていくのがビジネススタイルです。地主さんからしてみたら、気付かなかった問題点を気付かせてくれ、問題に対しての対策が取れるのですから、非常にありがたいことです。
営業マンは、地主自身が気が付いていない事をヒヤリングにより引き出し、発見するためには、飛び込み訪問から仲良くなり、通って聞き出す以外に方法はないのですから、この方法は間違っていないと今でも思います。
しかし、時代の流れと共に考えないといけない時期に来ているのは間違いありません。大体40~65歳の年齢の方がその家庭の主権者(物事を決める人)になると思います。その年代の方は、ほとんどの人がスマホを持っていて「んっ!?うちの相続税って大丈夫か!?」と心配になれば、ひと昔前だと「税理士に聞くのも面倒だしな~。まあ、今度でいいか!」でしたが、今はすぐにスマホで調べることが気軽に出来ます。相続税額もシミュレーションアプリで無料で出来ます。
ましてや、この時期に知らない人が飛び込み営業に来ることがあれば、迷惑でしかありません。極力、人に会いたくないのですから訪問営業は非常に困難になってくることは間違いない事実です。
コロナと付き合っていくしかない今の世の中で「初訪!」は時代に合わなくなってきた手法なのかもしれません。
でも、今後大東建託が衰退していくとは全く思っていません。
何らかの営業に対しての、打開策を取れる体力と知力のある会社なので、数字の回復は必ず図ってきます。さすがにこのまま対策をとらず、現状維持はあり得ません。また、全国で110万戸以上の管理戸数、140万人以上が大東建託の物件に住んでいます。このスペックは他の企業には、これから先々も絶対に真似が出来ない分母です。これだけの分母があれば、色々なビジネスアイデアに直結できると思います。
この転換期をチャンスに変えて、更に発展していくことは間違いないと期待しています。
今の安いところは「買い」だと狙っています!
後2ヶ月で上期が終わりますが、色々な業種が転換期を迎えてくると思います。我々不動産業も今までの不動産業界の常識は非常識になってくるのでしょう。
弊社も、時代の流れによるお客様のニーズにしっかりと沿って、選ばれる企業になれるように努力していかなければなりません。
しかし、本当にコロナはたまりませんね><